純白の対面式キッチンが爽やかなＬＤＫ。キッチンの天井を見上げると、歴史を感じさせる太い梁が、堂々たる存在感を放っています。
実は、築１００年以上になるＮ様邸。増改築を重ねてきましたが、古いバスルームの寒さがこたえるようになり、リフォームを決意したと奥様は語ります。「打ち合わせする中で、以前から感じていた〝家族が集まる家にしたい〟という希望が高まり、ＬＤＫも一新することにしたんです」
ダイニングとリビングの間の壁を取り払い、ひと続きのＬＤＫにすると同時に、ダイニングと向きあう対面式キッチンを採用しました。さらに、キッチンの天井を高くするために天井板を剥がした際、現れた立派な梁をアクセントとして活かすことに。「孫たちといっしょに料理が作れる、明るく気持ちのいい空間になりました」
この日も近くに住む中１のお孫さんが遊びに来て、ハヤシライス作りを楽しそうに手伝っていました。

「台所仕事のストレスが全くなくなりました。作業しながら、庭の緑まで見渡せるので癒されます」と奥様。以前はキッチンが隅にあったため、どうしても疎外感があったといいます。現在、ダイニングとリビングの間には折れ戸がありますが、フォーマルな来客時以外は開け放っていることがほとんど。庭に植えたゴーヤがつくる緑のカーテンが、目にも涼しげです。
お孫さんも、「親戚が集まるときに、大人数で一つの席を囲めるようになってよかった！」と、広々したＬＤＫになったのがとてもうれしそう。もともと来客の多いＮ様邸ですが、現在はご家族や親戚はもちろん、近所のご友人たちも、さらに頻繁に遊びに来るようになったとか。
リフォームのきっかけだったバスルームも快適になり、屋外にあった洗濯機も室内に移したことで、家事全般の効率が向上。住み心地が一新したＮ様邸では、今後も幸せな歴史が積み重ねられていくことでしょう。