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2025年01月20日
広島県で注文住宅を建てる。相場やエリア別の土地価格も紹介！
この記事では、広島県で注文住宅を建てるときに必要な費用相場を分かりやすく解説します。注文住宅の建築費用、土地取得費用の平均価格から、それぞれの相場をチェックしてみましょう。また、広島県の人気エリアと大まかな土地相場もご紹介しますので、注文住宅を建てるエリアで迷っている方もぜひご覧ください。
広島県の注文住宅づくりの基礎知識
広島県で注文住宅を建てようとしているのであれば、まずは広島県の特徴を押さえておきましょう。
土地選びのポイントと地域特性
広島で注文住宅を建てる際には、土地選びが最初の大きなステップとなります。広島市をはじめ、安芸郡や周辺エリアにはそれぞれ異なる魅力や特性があり、希望の暮らし方に合わせた地域を選ぶことが大切です。広島市の中では、中区や東区が利便性の高いエリアとして人気で、佐伯区や安佐南区などは自然な環境が近く、のどかな暮らしを求める方に向いています。また、土地によって地盤の特性が異なるため、防災面の確認も必要となります。一部地域では地盤改良工事が必要となる場合があり、その際には追加費用が発生します。注文住宅を建てやすい土地かどうかを事前に把握することで、計画をスムーズに進めることができます。
広島県特有の気候を考えた住まい設計
広島県は温暖で比較的降水量の多い気候が特徴です。特に夏場の蒸し暑さや、梅雨時期の湿度対策が必要となります。そのため注文住宅を建てる際には、通気性や断熱性に優れた設計を検討すると快適な住環境を実現することができます。また、冬場は山間部だけでなく内陸部でも寒暖差が大きいエリアもあるため、断熱性能の高い窓や省エネ性能に優れた設備を導入すると良いでしょう。広島の気候に適応する注文住宅を建てることで、季節を問わず快適で省エネな暮らしを実現できます。
広島県での理想の土地探しのポイント
理想の土地を探すには、まず家族のライフスタイルや将来的な家族計画を考慮することが重要です。教育環境を重視する場合は、学校や公園が充実したエリアを検討し、一方で、通勤やショッピングの利便性を優先する場合は、交通アクセスに優れたエリアが適しています。また、土地の価格相場も重要なポイントです。広島市内の中心部や利便性の高いエリアでは土地価格が高めですが、郊外では手頃な価格で広い土地を手に入れることが可能です。地元の不動産情報を確認し、広島の地域特性や予算に合った土地を選ぶことで、後悔のない家づくりを実現できるでしょう。
広島県の注文住宅費用相場
実際に広島県で注文住宅を建てた方のデータを参照して、建築費用と土地取得費用の相場をチェックしてみましょう。住宅金融支援機構のフラット35を利用した方のデータから、全国と広島県を比較してみます。なお建築費用は税抜価格で記載をしています。
注文住宅のみの建築費用（建て替えなど）
まずは注文住宅の建築費用をチェックしてみましょう。建て替えやすでに土地を購入済みの方は注文住宅のみ、これから土地を探す方は土地付注文住宅のデータを参考にしてください。
| 地域・都道府県 | 敷地面積 / 延床面積 | 建築費用 |
| 全国 | 334.5㎡ / 119.5㎡ | 3,861.1万円 |
| 広島県 | 354.7㎡ / 121.3㎡ | 3,959.1万円 |
※住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」より抜粋
広島県内で注文住宅の建物部分のみフラット35で住宅ローンを組んだ方の平均建築費用は約3,959万円でした。建築費用は全国と比較すると100万円程度高い傾向があります。延床面積は全国より少し広いぐらいの水準です。
土地付注文住宅の建築費用（土地+注文住宅を購入）
| 地域・都道府県 | 敷地面積 / 延床面積 | 建築費用 |
| 全国 | 249.9㎡ / 111.2㎡ | 3,405.8万円 |
| 広島県 | 255.8㎡ / 114.2㎡ | 3,578万円 |
※住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」より抜粋
土地と建物をセットで住宅ローンを組んだ方の、広島県の平均建築費用は3,578万円（※土地代除く）です。土地付注文住宅に関しても、やや前項と比較して高い傾向にあります。敷地面積・延床面積は、全国より少し広いぐらいの水準です。
土地取得費用
| 地域・都道府県 | 敷地面積 | 土地取得費用 |
| 全国 | 249.9㎡ | 1,497.6万円 |
| 広島県 | 255.8㎡ | 1,151.9万円 |
土地取得費用に関しては、大都市圏を含む全国平均と比較すると低い傾向になります。もちろん広島県内でもエリアによって大きく相場が変わってくるので、後ほどエリア別に解説します。
広島県の注文住宅費用総額（土地+建物）：4,729.9万円
土地付注文住宅のデータを合計すると、費用総額は約4,730万円になりました。広島県では、大都市圏と比較すると土地取得費用を抑えられることもあり、建物に予算の比重をおくことが多いようです。
実際に注文住宅を建てるときは、土地選びのコツや効率の良い間取りアイデアを採り入れる必要があるでしょう。この数字はあくまで平均のため、選ぶ住宅会社や間取りプランで変動する可能性があります。しかし、1つの基準として覚えておくと、モデルハウス見学や住宅会社選びの際に役に立つかもしれません。費用総額を正確に把握するためには、土地価格を含めた詳細な見積もりが欠かせません。土地探しから家づくりを検討されているのであれば、セキスイハイム中四国にお気軽にご相談ください。
広島県の注文住宅人気エリアの土地相場
広島県全体の土地相場を調べたところ、駅近辺など立地条件の良いエリアとの差はありますが、下記の通りとなっています。
市町村地価ランキング上位10エリアを以下にまとめました。
| 市区町村 | 坪単価 |
| 広島市（平均） | 85万8189円/坪 |
| 広島市中区 | 327万7410円/坪 |
| 広島市南区 | 128万9964円/坪 |
| 広島市東区 | 94万8181円/坪 |
| 広島市西区 | 82万0514円/坪 |
| 広島市安佐南区 | 36万7867円/坪 |
| 広島市佐伯区 | 29万4153円/坪 |
| 広島市安芸区 | 18万3471円/坪 |
| 広島市安佐北区 | 17万5404円/坪 |
| 府中町 | 65万5489円/坪 |
| 海田町 | 46万5289円/坪 |
※土地DATA（2024年［令和6年］）より引用
広島県の土地相場の特徴
広島県で注文住宅を建てる際には、土地価格の特色を把握することが重要です。広島県は地域ごとに土地の価格に差があり、人気エリアでは比較的高額になる傾向があります。特に広島市内の中区、南区、そして安佐南区などは生活の利便性や交通アクセスの良さから需要が高く、土地価格も上昇しています。一方、佐伯区や安佐北区といった郊外エリアでは比較的手頃な価格で土地を取得することが可能です。
特に商業施設や学校が充実している地域では注文住宅を希望する人々に人気があります。一方で、安芸郡のような広島市近郊エリアでは、市内より低価格な土地を探しやすいのが特徴です。これらのエリアは、密集した都市部よりも落ち着いた環境での暮らしを求める方から支持されています。
また、広島県で注文住宅を建てる際は、土地の形状や地盤の状態、市街化調整区域の有無なども価格に影響を及ぼすため、土地選びの際には慎重な確認が必要です。広島特有の傾斜地も多く存在するため、地形に合わせた設計が求められます。注文住宅を検討する際は、ご自身の理想の暮らしに合ったエリアで予算に応じた土地を選ぶことが成功の鍵と言えるでしょう。
広島県の人気エリアとその特徴
広島県の人気エリアを9つの地域に分けて解説します。
広島市西区
広島市西区は、広島市の南西部に位置し、東の天満川と中央部の太田川放水路、そして西の八幡川に挟まれた中洲と扇状地の地形から成り立っています。広島市の中心部から比較的アクセスしやすい場所にあり、多くの人が訪れるエリアです。工業地域や住宅街のみでなく、三滝山や鈴ヶ峰など自然も豊かな複合市街地でウォータースポーツを楽しめるスポットや自然散策ができる場所が豊富で住む場所としての魅力に加えて、多様な楽しみ方ができます。また、ショッピングセンターが多く、買い物も非常に便利です。
広島市安佐北区
広島市安佐北区は、市の最北部に位置し、旧安佐郡安佐町、旧安佐郡可部町、旧安佐郡高陽町、旧高田郡白木町が、広島市の政令指定都市移行と同時に合併され、広島市の8区の中で最も広い面積を有しています。山地が多く、区内最高峰で標高889.3mの白木山や鬼ヶ城山、備前坊山、堂床山、可部冠山のように標高600m以上の山々が連なっているのが特徴です。安佐北区役所の最寄り駅で、JR可部線の終着駅でもある可部駅周辺は、郊外型の都市として開発が進行しています。一方、山間の平地や丘陵地では、野菜、花卉、畜産物など近郊型農業が盛んです。
広島市安佐南区
広島市安佐南区は、広島商業圏から郊外に向かう可部線沿線の人口増加に加え、区内中央の武田山を大きく環状するアストラムラインの整備によって交通網が備わったことで、山地部の大規模な宅地開発が進み西風新都や東亜祇園ニュータウン春日野などの団地造成が行われているのが特徴です。
広島市安芸区
広島市安芸区は、広島市の東部に位置し、旧安芸郡の瀬野川町・熊野跡村・船越町・矢野町が、広島市の政令指定都市移行と同時に合併、設置されました。安芸区役所がある船越地区は区内で最も人口密度が高く、瀬野川河口の工業地区と地区北部の住宅地から構成されています。飛び地となっている矢野地区は、南北に広島熊野道路が走り、海岸に近い地区は昔ながらの住宅地と新興工業団地、丘陵部にはニュータウンが造成されています。
呉市
呉市は、広島県の南西部に位置し、瀬戸内海に面する陸地部と、倉橋島や安芸灘諸島などの島しょ部から成ります。面積の大半が山地であり、陸地部北部には灰ヶ峰、野呂山など標高300〜800メートルの山々が連なっているため、市域全体を通じて平坦部が少ないのが特徴です。呉市の中央地区、広地区では医療機関、商業施設などの施設が広範囲にわたって集まり、その他JR駅周辺や昭和地区、音戸大橋付近でも、多様な施設が集積しています。交通はJR呉線が市域を東西に横断し、呉市営バス、広電バス、瀬戸内産交、さんようバスの4路線が中心部と周辺地域を結び、島しょ部へは呉港、川尻港からの旅客定期便が運航されています。
大竹市
大竹市は、県南西部、山口県との境に位置する人口約2.7万人の市です。南部の瀬戸内海沿岸は工業地帯として発展し、中央から北は中国山地の自然が広がります。鉄道は沿岸部にJR山陽本線が通っており、広島岩国道路と山陽自動車道の高速道路も利用できる広島市や山口県へのアクセスがよい街です。
廿日市市
廿日市市は、広島県の西部に位置し、北は島根県と山県郡、東は広島市、西は山口県に接し、南は瀬戸内海に面しています。交通面では、JR山陽本線、広島電鉄宮島線が走り、他各地域をコミュニティバスが運行しています。また、沿岸部を山陽自動車道、内陸部を中国自動車道が通り、国道2、186、433号などが主幹道路となっています。
福山市
福山市は、瀬戸内海のほぼ中央、広島県東南部に位置し、高速道路網のアクセスが良く、新幹線「のぞみ」も停まる、人口約46万人の拠点都市です。 温暖な気候、四季折々の美しさを見せる自然、海・山・川もあり、100万本のばらのまちとしても知られています。
尾道市
尾道市は、瀬戸内のほぼ中央、広島県の東南部に位置します。交通面では、広島県と島根県とを結ぶ「中国横断自動車道」の尾道松江線が平成27年3月に全線開通し、広域的な交通ネットワークを形成しています。また、JR山陽本線と山陽新幹線が走り、高速バスも多数運行され、各地への移動も便利なエリアです。
家づくりの相場やエリア別の土地価格を押さえて、広島県で理想の注文住宅を建てよう
家は、家族がこれからの人生を過ごす大切な場所です。妥協することなくご家族やご親族と話し合い、納得できるものを探し求めていく過程は大変かと思いますが、それが“家族の絆”をいっそう深めてくれるでしょう。ぜひ、自分たちご家族に合ったマイホーム計画を立ててみてください。広島県で注文住宅を検討されるのであれば、セキスイハイム中四国にお気軽にご相談ください。
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